古典文学をKindleで読む【無料】

Kindleストアでは、著作権切れの古典文学が青空文庫より配信されています。著作権切れでも紙の本を買えば有料ですが、Kindleなら無料でどこでも読むことができます。中には先日取り上げたフランツ・カフカのような翻訳作品も含まれています。古典文学なら本を買わずに、無料で読んでしまいましょう。

Kindleストアには無料で公開されているものをまとめただけで、有料販売している詐欺みたいな商品があふれかえっています。この記事では無料のもののみ紹介いたします。それでは、どんな作品があるか見ていきます。

太宰治

日本のオールタイムベストセラーにランクインする『人間失格』を初め、教科書で読んだことのある『走れメロス』『富嶽百景』など、誰もが一度は目にしたことのある作品が多い太宰治。若い頃に読み終えた人も挫折した人も、この機会にもう一度手にとってみてはいかがでしょうか。

人間失格

斜陽

走れメロス

女生徒

夏目漱石

有名な『坊っちゃん』『吾輩は猫である』も、名前は知っていても意外と読んでいないかもしれません。それ以外に前期三部作と呼ばれる『三四郎』『それから』『門』、そして後期三部作の『彼岸過迄』『行人』『こころ』なども目を通しておきたいです。

坊っちゃん

吾輩は猫である

前期三部作

三四郎

それから

門

後期三部作

彼岸過迄

行人

こころ

宮沢賢治

童話のような独特の世界観、根強いファンが今でも、いつも手元に置いておきたいと思う宮沢賢治。『銀河鉄道の夜』は挫折した覚えがあります。最後まで読んでおきます。

銀河鉄道の夜

〔雨ニモマケズ〕

『注文の多い料理店』序

セロ弾きのゴーシュ

風の又三郎

芥川龍之介

昔話風の初期作品から、自伝風の後期作品まで、芥川龍之介は幅広いです。『或阿呆の一生』『歯車』『河童』が後期三部作と呼ばれていますが、『河童』以外は馴染みがないかもしません。短くて読みやすいのも特徴です。

羅生門

蜘蛛の糸

鼻

芋粥

後期三部作

或阿呆の一生

歯車

河童

中原中也

詩人の中原中也は、国語の教科書で顔を見たことがあるでしょう。詩の世界に興味がある人でなければ、その作品に触れたことがないかもしれません。無料で読めるのなら、一度目を通してみるのも一興かと思います。新たな世界が拓けるかもしれません。

山羊の歌

夜汽車の食堂

在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ

福沢諭吉

文学ではありませんが、日本の発展に多大なる影響を与え、慶應義塾を設立した福沢諭吉。『学問のすすめ』など古語で読みにくいですが、今読んでも十分に面白いです。一度チャレンジしてみましょう。

学問のすすめ

人生の楽事

日本男子論

夢野久作

日本三大奇書の『ドグラ・マグラ』は結局読めずじまいでした。もう一度通読にチャレンジするのもいいかもしれません。

ドグラ・マグラ

少女地獄

キチガイ地獄

梶井基次郎

紛れもない天才と呼ばれながら、若くして亡くなった梶井基次郎。『檸檬』を教科書で読んだことがあるかもしれませんが、わけのわからない狂気の世界でした。もう一度触れてみたいです。

檸檬

桜の樹の下には

闇の絵巻

江戸川乱歩

小学生の頃、図書館にある江戸川乱歩を読み漁っていた同級生がいました。実は読んだことがない人も多い江戸川乱歩。文学に疲れたら、推理小説で休憩するのもいいかもしれません。

人間椅子

悪魔の紋章

怪人二十面相

吉川英治

有名な『吉川三国志』や『宮本武蔵』もKindleで無料で読めます。まだ読んでいなければ、移動の合間などに少しずつ読み進めていくと、きっと良い時間が過ごせます。

吉川三国志

三国志 01 序

三国志 02 桃園の巻

三国志 03 群星の巻

三国志 04 草莽の巻

三国志 05 臣道の巻

三国志 06 孔明の巻

三国志 07 赤壁の巻

三国志 08 望蜀の巻

三国志 10 出師の巻

三国志 11 五丈原の巻

三国志 12 篇外余録

宮本武蔵

宮本武蔵 01 序、はしがき

宮本武蔵 02 地の巻

宮本武蔵 03 水の巻

宮本武蔵 04 火の巻

宮本武蔵 05 風の巻

宮本武蔵 06 空の巻

宮本武蔵 07 二天の巻

宮本武蔵 08 円明の巻

他にも読んでいなかった名作があるはずです。気になる作品があるか、Amazonで探してみるのもいいと思います。

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これらを全て紙の本で揃えると、本棚の結構なスペースをとります。また、続きものであれば何冊も持ち歩くのが大変です。しかし、Kindleはスペースと持ち運びの両方を解決します。Kindleを利用したことのない方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか。